2022年下半期観劇まとめ

Twitterがしぬかもしれないらしい。

22年の下半期は序盤はそこそこ感想を残していたのだけど終盤になるにつれて一切追いつかなくなってきた。結果感想をTwitterのツリーにしか残していない演目が結構あるので消えると困る。

なのでひたすらコピペしておいた。後半は完全にツイートのコピペなので量はない。記録用の記事です。

 

 

7月

7/1

テニプリソニック2022

下半期一発目。これで思いっきりテニス返りを起こし以降ずっとテニプリで頭がいっぱいだし以降の観劇傾向にも盛大な影響を与えているので結構でかかった現場。

シンプルに楽しすぎた。楽しすぎて、この先人生でテニソニより楽しいことあるかなって真剣に心配になる。いまだになる。あるのかな……。

全部全部楽しかったけどやっぱりなんといってもテニミュパートがダントツで楽しかった。今牧くんのリョーマが舞台上に現れた瞬間リョーマが「そこにいる」と思った。今牧くんと一緒に踊ってまったく見劣りしないダンスをみせる先生はいったい何だったんだろうかといまだに思う。今牧くんとらいまくんの50/50からずっと頭の中がどうかしていたと思う。杉本さんとらいまくんが一緒に歌っているとことなんてなんかわからないけど涙が止まらくなったし、りょやくんのチャムポもあんまりにも楽しすぎた。セットに座っただけで悲鳴が起きるのは跡部景吾として出来すぎている。りょやくんの氷のエンペラーで「U-17日本代表としての跡部景吾」ではなくて「氷帝学園部長としての跡部景吾」の姿がみえて泣いたし2番で和樹さんが出てきたときは心臓が止まるかと思った。比喩ではなく。今回お席が信じられないほど良くて、暗転していてもだれが舞台上にいるかわかる場所だった。だからエンペラーのイントロ時点で和樹さんくるかな~と密かに思っていたけど舞台上にいたのがりょやくんだけだったのでだいぶ油断してたところに2番で急に出てきたから手が震えてペンラ持ってられなくなりました。キャスト発表時点で一騎打ちと永遠ももしかしたら聞けるかもしれないとおもってたけど両方叶ったの奇跡だった……。前述の通り私の席からは暗転状態でもシルエットがみえたので、城田くんと和樹さんが板の上にいるのは登場時から既にわかっており、後ろの席の「やるの!? ほんとにやるの!?」という悲鳴じみた声を聞きながらただ死を待つどうぶつになってしまった。あと、テニプリパラダイスで登場した三井くんの観月がまだルド吹公演の幕すらあいていないのに仕上がりがよく仕草、動きがとっても観月だったので私はすごく嬉しかった。観月のこと大好きだから……。

あとこれは終わった後各メディアのお写真をみて気付いたのだけど和樹さん、テニミュパートのところ「だけ」お右目の下にほくろを描いており恐れ入った。

りょやくんの跡部様、最後の挨拶のあと捌ける瞬間までしっかり跡部様で感動したし、そのあと和樹さんと拳を向き合わせている光景があまりに「絵」として良すぎた。

はじめから終わりまでずっとずっと楽しくて、テニプリ一生続いてほしいしテニソニ毎年やってほしい……。

これ以降ほんとにずっとテニスであたまがいっぱいなんだけど、テニスって一回里帰り起こすとミュは4th公演とレボライあるしアニプリの放送もあるし本誌も楽しいしソシャゲもラジオもあって普通に生活の全娯楽をテニスに預けてしまえて怖い。出れない。

 

7/9、9/2、12/7、12/23

アナと雪の女王 

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7月は半年以上前にとっていたチケットでどちらかというと初見の友人を劇場に引っ張っていくのが目的だった。キャストはプリンシパルに関してはきたむー意外はほぼ同じだったので、やっぱり素晴らしいなと思ったけれど大きく印象が変わったわけでもなく。演出変更がはいっていたらしいけど変更に気が付けるほど旧演出をみていないので気になる気にならない以前の話だった。

やっぱり何回みてもアナがハンスに「姉妹だもの!」(だからエルサが私を傷つけるはずがない)って言い切るシーンはしんどいな~……と。ずっと「兄」たちに虐げられていたハンスに対して姉であることを理由にエルサに全幅の信頼を置くアナの存在は理解しがたいしうらやましいし憎らしいんだろうなと思う。この時点でハンスはアナに対して情があったんじゃないのかと思っているんだけど(FHみたいに「結婚してください」が思わず出た言葉であるのなら)アナのこの言葉をきいて完全に自分とは分かり合えない人だと断じたのかなって……思ったりします……。

 

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9月の回はパンフ載ったときからず~~~っとデビュー待ってた志音ちゃんエルサをみに!!!!!前週の前半デビューだったので油断してたら週の後半にも続々新キャストがデビューして結局デビューキャストさんをたくさんみることになった回でした。期待通り、いや、期待以上に素晴らしいエルサで、幕間で大泣きすることになった。芯のある強い歌声とは裏腹に精神的には3人のなかでもっとも不安定なエルサに思えた。力を恐れる表情の合間、アナに向ける優しく柔らかく愛しさがあふれる視線をみていると泣きそうになる。

大家くんのハンスはとても新鮮。「見た目が王子らしい」を地で行くハンスで、とっても背が高く、かっこいいのだけどちょこちょこよくわからない男だななどと思い。アルプを読み、彼のハンスがよりわからなくなった。MVPはYアナの柴原紗良ちゃん。

 

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12月7日。母がはるばるALDをみに来る日。以前キャッツで遠征したときに遠征先についてから当日中止を食らっている母なのでリスクヘッジでアナ雪をとっていた。無事にALDの幕があいたので自分で入った。

三井エルサでひたすらになき、アンサンブルにいる阿久津さんのわかりやすさに笑った。お芝居の情感でいうと、三井ちゃんのエルサが一番好みだ。あと「少しも寒く」の振りで三つ編みを横に流して不敵に笑う姿がとてもとても美しく素敵だった。終演後アグラバーから帰った母(キャッツの初演パンフをもっていたり野村さんの小夜子の話をしきりにする古の四季好きだけれど最近はさっぱり)が「ジーニーの人は日比谷フェスの動画で歌っていた人だった」と言ってて「そんなわけがないだろ」と返した。

花音ちゃんYエルサのお芝居で泣いちゃったよ〜……。2人から少しずつの後の事故のところのお顔が、すごい痛ましくて。
三井さんのエルサ、細かく細かくエルサの考えてることを伝えてくれるからすごく寄り添って見れる。危険な夢の後、ちょっと勇気を出してアナに話しかけに行くところの表情好きだった。アレンデールを凍らせてしまった後とアナを凍らせてしまった後のエルサの表情がしんどい。すごくこちらの胸が詰まる顔をしていて泣く。映画版と違ってエルサも本当はアナと一緒にいたいって思ってるのがはっきり示されているのがミュ版の素敵なところだなって思う。「あったかいハグが好き」なのは2人ともだもんね、、、だからあなたを失いたくないのラストでアナがエルサにハグをするのが凄く好き。泣く。

大家くんデビュー当時よりもよりはっきりと「豹変」するハンスを演じるようになっているように思う。ハンスとアナの「なぜ彼女を信頼できるんだ」「私の姉だから!」ってやりとりが結構キーかなと(勝手に)思ってて。裏切るシーンでハンスは「嘘なんだ」っていうけどアナへの告白、別に全くの嘘ってわけではないんだよね大家くん的には………それを思うとあそこでアナが「私が間違ってた」っていうことで彼女の言葉が欺瞞だとわかるのがある種のトリガーになるのかな。アルプ読んで余計クエスチョンが増えた大家くんハンス………彼の中ではどのタイミングで裏切ることを決めたんだろう。あとハイトーンが以前より声が出るようになってた 扉開けてのダンスはもう少し安定が欲しいかも、、、。しかし本当に「見た目が王子らしい」を地でいくよね……笑った顔がおっきいわんちゃんみたいで可愛くてかっこいい。後背がおっきい。隣のお客さんも「かっこいい」「もっと近くでお顔見たい」って言っててニコニコした。

阿久津さんのアグナルも初見なんだけど厳格で結構怖い感じなんだね。アンサンブルに混ざって以降はなんかもう目立つどころじゃなくて出てきたら一瞬でわかるから面白くなっちゃった ヒュッゲ阿久津さんしか見れんかった笑笑夏がきたらで一緒に踊っちゃうクリストフとフラダンスするアナかわいすぎた。

 

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12月23日。どうしても年内にプリンシパルを制覇したくて観れてなかった塚田さんハンスとみよちゃんのアナをみに。

ヤング姉妹が両方好きな子でとてもうれしかった。岩瀬花音ちゃんなんやかんや今年3回見てるんだけど高い音が綺麗なのとあとアナに魔法を当てちゃった後の表情と演技が大好き。胸が詰まるし涙出てくる。19年リトコゼだったって友人に教えてもらった。柴原紗良ちゃんのYアナやっぱり飛び抜けてうまい。セリフ運びが自然すぎるし雪だ!雪だ!の後にイェーイ!って入ってて、そのあとみよちゃんになってからも戴冠式だ!!イェーイ!!って「そのまま大きくなったアナ」だってわかるのが良い。みよちゃんのアナ声が高くてちっちゃくてかわいい!!!大家くんのハンスと並んだら身長差凄そう。妹‼️て感じ。お芝居はりほちゃんエルサが1番好き。危険な夢のゆめ〜手伸ばすところ期待と諦めと悲しさが混ざった音がすごく素敵。あとやっぱり「少しも寒く」の表情は最高。 

ハンスは塚田さんが一番好き!!扉開けてのところのアナを前にしてだいぶ固まってるところとかよかったし「共に行こう」のハイトーンもしっかり出てたし。ノースマウンテンに行く男たちを率いていくところだとしっかりしてるのにアナの前だとおどおどしてるところも裏切った時にアナの頬に手を当てたまま「ああアナ」っていうのも目がギラギラするのも最後のどうしようもなさも……なんか全体的にどうしようもないハンスでよかった……。大好き……。

 

7/13

眠れない羊 

今年二度目のDisGOONiesレストラン公演。今回はほさかさん演出。

前回から一ヶ月開けてまた来ることになるとは思ってませんでした。てか前回チルモラチームDの初日終わって店でたら解禁されてたんだよな。公演時間中に情報解禁すな。でもちゃんと一ヶ月以上前に告知できて偉いです。外部の演出家さんだからでしょうか。

お弁当は今回が一番アタリでした。デザートがマカロンで嬉しかった。

執事たちがかつての主人の一周忌に集まって、生前の主人を振り返るという話。ぶっちぎりで演技が良かったのが前田隆太朗くん。芝居の組み立てがうまく、最初嫌なヤツとしか思わなかったのに最後にはしっかり視線を持っていかれていた。銀河くんもよかった。「無視されるよりまし」のシーンは胸が詰まった。最後は  さんがもっていっていた印象……。

話の内容的に、故人の生をどうこう解釈するのはあまり好かなかったんだけど、ほさかさんがその受け取り方でいい、といったことをおっしゃっていたので安心しました。

銀河くん以外お衣装が全員執事服だったのはとても眼福でよかった。

コンセプト的にもレストラン公演でやるのは正解だったと思うんだけど、いつものレストラン公演よりもかなり見えないところが多く、やっぱり自分の箱の使い方はある程度心得てるよな西田大輔氏……とあたりまえのことを思いました。15000円払って視界を諦めるのは辛い。

 

7/17

ハリー・ポッターと呪いの子 

 

7/31

ETERNAL Ⅱ-荒野に燃ゆる正義- 

 

8月

8/6

漆黒天 

久しぶりの末満さん演目。とはいえ今年末満さんのオリジナル新作演目は既に三本目なので例年に比べたら観れてる方ですね。

脚本についていえば、正直めちゃめちゃ読みやすくわかりやすい脚本だったというのが感想。映画の方は全体の半分をみたあたりでラストまで全部予想がついてしまう内容であり、そのまますっかりその通りに進んだので末満さん!!!!となりました。おそらく舞台の方でひっくり返してくるのかな~と思ってたけど結構ストレートに予想通りでした。わたしは結構この手の末満さんの舞台で「裏切ってほしい」って思ってしまうようで、その点に限定すると少し残念だった。触れ込みもなんかそんな感じだったしね。ただもうかなり長いこと末満さんの作品に触れてきているからはじめてTRUMPやequalを観たときのような頭をがぁんと殴られるような衝撃にあうことは少ないのかもしれない。それよりも最近は末満さんの描く人間模様とかストーリーに深くずぶずぶとのめりこむことが多いし、それもまた楽しいよな……と思います。今回もそうで、観終わったあと「かだくらちかの欺瞞~~!!!!!!」と叫ぶ羽目になった。お前はいつもそうだ。自分が「陽之助」だと断じて自分の信じたいものを信じたまま事切れたので最終的には彼は幸せだったのではないかと思います。

あと音響、照明、アンサンブルの使い方その他いろんなポイントで繭月を思い出す演出が非常に多く、サンシャイン劇場でこれをみたことにより与ダメが増える現象が起きました。しかも主演荒木さんだし。

この演目についてはこの日行くかどうかかなりギリギリまで迷って行ったのだけど行っておいてよかった……自分のスケジュール的にこの日に行けていなかったら以降チャンスなかった。コロナ以降公演が綱渡りすぎるよ。

 

8/17

憫笑姫

 

8/18

人間になりたがった猫 

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懐かしのファミミュシリーズ。最後に観たのは小学生のときです。楽曲は「すてきな友達」は歌えるくらい覚えてたけど他の曲はあんまり、という感じで(これに限らずファミミュで歌った曲はどれだけ前に観た演目でも覚えてるからすごい)ストーリーの記憶は本当に朧げという状態。でも不思議なことに観てるとこのシーン知ってる!!!って感じで思い出していくのですごく不思議な感覚でした。これもファミミュみるたびに言ってる気がする。ライオネルが手品師のいかさまを見破るところとか観てるうちに記憶が戻ってきて面白かった。今見るとスワガードはだいぶ酷いことをやっていて、これファミミュじゃなかったら村のみんなにすんなり許されて終わりってことはないだろうなと思ったりしました。あとタドベリさんが人間としてできすぎている。ライオネルが人間になって最初に出会ったのがタドベリさんでよかったよ。タドベリさんは人ができすぎてて逆に怖い。人生二週目の人……?

森田くんのライオネルもめちゃめちゃみたかったんだけどタイミングあわなかった残念。森田君、ライオネルにキャスティングされたあとにマンゴデビューしてるのよね……縁……。あとやっぱりファミミュといえばみんなで歌うところだからはやく歌えるようになってほしいね……。

四季のミュージカルってやっぱり人生賛歌が軸にあるのでメッセージが強くてメンタル沈んでるときに聞くと結構逆効果だったりするんだけどそれが自分のメンタル指標になるよな……。ファミミュは特に「人生はすばらしい、生きるに値する」をまっすぐ歌うから……。出勤準備のときに気分ひとつでを流しながら泣いてることがあるけど気分ひとつで聴いて泣いてるなら休んだほうがいい。でもやっぱりとか歌詞が強くて大好きだな~~と思う。気分ひとつでとかあとユタの信じてみようとかふとしたときにちょっと背中を押してくれる歌詞をファミミュがくれてるんだな~~~って思う。対象年齢のときにファミミュいろいろみれてたのはありがたかったなほんとに。

 

9月

9/10

ミュージカル『Dear my パパ』

プリンシパルが全員知ってる人間かつテニミュ俳優ばかりで脚本演出もモロだったのでテニスで頭がぱっぱらぱーになっていた私はテニミュじゃん!と叫んで行った。テニミュじゃなかった(あたりまえ)。三ツ矢先生の才能で生まれる歌詞ってテニスと相性いいんだよなほんとにということを改めて感じる機会になった。

脚本とか展開は悪くなかったんだけど土台の法律とか親権とかその辺でひっかかってしまうところが多くてどうにものめりこめなかったな~……。いっそ舞台を現代日本じゃないところに設定してくれたほうが集中できたと思う……。展開のすべてが「感情」で進むので登場人物に寄り添えるかどうかがかなり肝。私は寄り添いきれなかった。楽曲は神永くんがトイレ我慢してる歌がめちゃめちゃ好きでした。あんなんずるい。

あとケンケンのお芝居が好きだったな。役柄としては柔らかい役だったけどすごく熱いな~って思った。たまたま大千秋楽をみたので、カテコをきいてああなるほどねとなりました。最年長ふたりがぼろぼろに泣いているカテコも珍しい。「パパ」には刺さるところがある本なんだろうね。

一緒に行った人がさなちゃんのおたくだったので「あそこ(さなちゃんとか神永くんがみる悪夢のシーン)ダンシングナマハゲボーイみたいでしたよね」という超ピンポイントのにしか伝わらない感想を共有できたのがよかった。

 

9/11

舞台「鬼滅の刃」其ノ参 無限夢列車

開幕二日目のソワレの回に入りました。キャスト発表の時点では大騒ぎしたもののスケジュールとお財布がやばかったのでいくつもりなかったんだけど気づいたらTDCにいた。前日に、キメステ今回が初めてでこれまでの作品はまだ触れてない内藤さんのファンに「絶対いいですよ! 多分他の出演者全員VS内藤さん、陣くんで歌バトルするとこありますよ!!」ってしゃべってたら自分もみたくなってしまい当日のお昼くらいにチケットを取って行った。布教とかじゃなくて完全に自爆なの間抜けすぎる。残酷謡の鬼舞辻パートが好きすぎて、あそこ内藤さんできけるんじゃない……? と思っちゃった時点で負けでした。なんでもともとチケット取ってなかったの?って思うくらいには行ってよかった。

内藤さん、「勝って」た。第一声で勝ちを確信した。オープニングの残酷謡、内藤さんのソロで始まるの良すぎる。ききたかったものをド頭でぶちこまれたので私はもうその時点で優勝してしまいました。チケ代そこでとれた。第一声で内藤さんの歌がばかみたいにうまいのがわかってとてもよい。しかもここのメロディがフェイク入ってて、それがもうほんとに最高だった。こことか「ねんねんころり」の曲とか、既存の曲のメロディをその通りに歌わないのが魘夢らしくて好き。キャスティングされた時点で魘夢に(というか内藤さんに)得意の気持ち悪いメロディの馬鹿難しい曲をふってくれ~~~!!!と思っていたのでたくさんきけて満足です。ありがとう和田さん。今回、魘夢が魘夢であるゆえに内藤さんの振られてた曲が完全に「説明」に全振りした曲ばかりで、内藤さんの真骨頂は芝居歌のほうなのでそこはちょっともったいないと思ったりしつつもまあ魘夢だしね。あとテニミュとか見てても思うけどこの手のバトルものって結局歌がうまければうまいほど強くみえるのでその点で内藤さんが懕夢なのとってもいいな~と思った。しっかり「無限列車編のボス」として描かれていて、その説得力があるのがいい。無限列車は映画だけみててアニメ版だとみてないんだけど映画はなんかちょっと前座みたいだったなと思っていて。それがちゃんとこの作品のボスは魘夢だよ~~ってしてくれてるのがよかった。魘夢の最期の大反省会のところの声はかわいくって好きだった……。私は内藤さんの出演作をそんなにたくさんみているわけじゃないんだけど、だいぶ内藤さんなのにちゃんと魘夢になってるのが凄いな~って思いました。

煉獄家も三人とも芝居がよくて……。ぴろしはも~~……流石だね……。ぴろしのお陰でミュオタの私はだいぶ満足させてもらいました。芝居歌がききたい!!!せっかくそれが上手い人がいるのに!!!!って方向で溜まってたフラストレーションを全部浄化してくれた。最期の歌がほんとによかった。煉獄さん……。細見さんはきちんと観客がよりそえるお芝居をしてくれているな~と思った。憎まれるところはしっかり憎まれ役をしているけれども煉獄パパなりに葛藤があるのを短い出番でしっかりみせてくれていて、出番のシーンでは自然と目がいった。きょんくんもお芝居が上手だな~としみじみ思いました。スペクターぶりだけどみられてとても嬉しかったキャストさんです。

ほかの楽曲だと炭治郎が夢の中で家族たちに向けて「ごめん、ごめん」って歌ってた曲がよかった。

あと、演目の組み立てとか演出でいいなと思ったところもたくさん。無限列車のなかで煉獄さん、善逸、伊之助がみている夢をメドレー仕立てにしてあるところとかうまいなっておもった。あそこたしかに歌との相性めっちゃいいよね。炭治郎の「光る小人」も綺麗だった。白い人形にピンポイントで白照明あててるんだよね。ほんとうに光ってるようにみえた。

あとはやっぱり猗窩座戦の演出が、みんな言ってるけれどあそこはもうあそこだけで無限列車編を演劇の形で観られてよかったと思えるくらいによかった。直前まであれだけ映像や音楽をこれでもかってくらいに使って描いたあとに無音で魅せるのがうますぎる。凄いものをみているって思った場面だった。役者の気迫で魅せるシーンにきれいに惹き込まれたし、それをやれるだけの力量がある陣くんとぴろしも凄いなあと思い……。煉獄さんが亡くなったあとに煉獄さんのほうにだけ照明があたらなくなるのも好きだ……。あと陣くんはとんでもない動きをするので「これは鬼だな……」と思ってみてた。動きが人間の動きじゃない。

壱のときの矢印鬼戦をみたときも思ったけどたくさん映像を使っている舞台のなかでこういう演出をみると演劇の矜持を感じて感動する……。

 

9/25

賊義賊

 

9/28

ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』 

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去年の私へ。最悪支払いはどうにかなるから1回でいいのでアタタミュを観に行け。

初演にいかなかったことを心底後悔しました。だって21年付で上川さんが四季を退団されて、退団後初舞台がアタタミュになるなんて夢にも思わないじゃん……。和樹さんと上川さんが同じ演目に出る未来が来るとは本当に思ってもみなかった。しかも再演は和樹さんいないし……。小西トキみてたら和樹トキ超みたくなったし。みとくべきだったよなあ。

というわけで上川ジュウザの回に行った。初演はみれていないので変更点等はわからないのですが開幕から楽しくて楽しくて。オープニング聴いてるとき頭からアドレナリンドバドバ出てるのを感じた。

心の叫びが好きすぎる……。ケンシロウのアングリーダンス(アングリーダンスではない)も観ていて鳥肌がたつほど素晴らしい演出で……。あと北斗の拳については前知識を全く淹れずに行ったので、結構「このセリフって北斗の拳のセリフだったんだ!?」ってところが何箇所もありました。

上川さんのジュウザはWが伊礼さんじゃなくて理生さんだったらまた違った作りになっていただろうなあと思ったりもした。アフト、みいしゃちゃんにヴィーナスのとき稽古始めは緊張して全然目を合わせてくれなかったって言われていて、あなたタガーだったじゃない!?!?と思いました。人間と猫だと勝手が違うんだろうか。

 

10月

10/6-10/9

ミュージカル『新テニスの王子様』Revolution Live 2022

おかしくなっちゃった。めちゃめちゃ楽しかったし、感想がすべて楽しかったに集約されるのでそれがすべてです。楽しすぎて当初の予定から大幅にチケットが増え、その熱を切らしたくなかったかのように財布の紐が緩みはじめる。第4四半期チケットも軽率に増えはじめる。どうして?

 

10/13

ジャージー・ボーイズ 

BLACKチーム観劇。とんちゃんのボブ・ゴーディオがみれてよかった。以前みたWHITEチームとはかなり印象が変わり、藤岡さんのトミーが小悪党ではっきり「嫌な奴」だった。がうちさんのトミーはなんだかかわいそうだったので。

相変わらずコミュニケーション最悪人間たちだなと思った。フランキーとボブはそれはみんなにいいなよってことを二人だけの話にしてそれは二人だけの話にしときなよってことをみんなに話すね。

 

10/15

キンキーブーツ 

みれてよかった。良すぎてびっくりするくらい、信じられないくらいに良い。しろたんのローラをみれてほんとうによかったし楽しかった。幕が開いた瞬間に感動で泣いたし、最後の方とかぼろぼろなけてきちゃった。

観劇を趣味にしてそれなりに経つけれど、結局人生讃歌の物語を愛しているとひしひし思います。

 

10/23

心踏音 

 

10/25

あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Witness of Miracle-

そもそも行く予定はなかったのだけど、京都公演に行けることに気がついてしまってからだめだった。そもそもこれの前編にあたる話はみているのに後編だけ観ないのはどうなんだろう、あんスタで一番好きなキャラは茨なのに?とかいろいろ考えていたら京都にいました。演出の七種茨観がきになる。

芝居全体としてはまあなんだか休演日あけだなという雰囲気がある舞台で何度か舞台上の空気がふんわりした時間があったのだけど京都まで飛んでよかったと思う舞台だった。あんステは演出が変わってからなかなかうまく馴染めないでいたのが今回はようやく腑に落ちたような感じがした。一幕の最後の終わり方がお気に入り。それから、こちらに頭を下げるスバルに向かって拍手ができたのは嬉しかった。

 

10/30

オポルトシュタット 

演目発表時から気になっていた作品。とにかく駆け込もうとなった決め手は脚本家でした。密度が高かった。最初公演時間と休憩なしにびびってたけどこれは休憩なしで腰をすえてみるのがいいのかもしれない。

作中何度もこれまで観たミュージカルが過るシーンがあった。最初のエジプト記のあたりはジョセフ(これはやや事故)、うつくしい「世紀末ウィーン 」の場面ではフランツが守った治世を感じながらも、それでもこの時代にもHass!があったのだと想起する。

田中亨くん、劇場で拝見するのはなんだかんだ繭月ぶりだった。あの壮大な話が最後は3人の会話で収束されていくのだけど、役としての情緒や感情が全く安定しない役を危なげなく安定して演じきっていたとおるちゃん凄い上手かった。
ラストシーンが好きだった。ラストシーンの絵としてのうつくしさと、隣で言葉で語られる彼らの最期 長い上演時間の最後があのシーンであること 幕引きが美しい反面あのシーンがストッパードの実体験に基づくものであると知ると台詞が更に胸に迫る。

 

11月

 11/5

まほろばかなた

1年に1度位はこれくらいものすごく濃く煮出しされた西田をグイっとやっておいたほうが良い。

正直、「音楽劇である意味」はあまり見いだせなかったのだけれど、間に音楽が挟まることでテンポがよくなっていたのは事実。あとそれなりに歌えるキャストが揃っていたので、なくてもいいけど、いらんやろ!とはならないいい塩梅だった。なんだかんだ西田さんのところの松田凌くんが一番好きだ。

 

11/10

宙組公演 『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』/『Capricciosa!!』

話題作。完全にご縁を頂いての観劇。

ハイローはふんわりしか知らないけど5チーム揃った時めちゃめちゃぶち上がって楽しい。あと程よくトンチキだったのでテニモンは楽しかったです。クラブヘヴンがだいぶロミジュリでハイローの世界に突然ティボルト邸生えたの大分面白くてウケてしまった。ステオリの孔雀が死ぬほど統率取れてないし作戦が杜撰もいいとこでポンコツ悪役大好きなので愛した。あと美少年くん(名前教えてもらってめっちゃ笑った)最初に侍ってた時以降全然絡まないから最初のアレは、なに???となってました。

カプリチョーザのカーニバルみたいなシーンがすごく凄く好きで……あそこの演出舞台を観てるときの私だ……!と思ったから………あれって本当に潤花さんの役の子が舞台上に躍り出てゆりかさんの役と踊っている訳ではないと思っていて、舞台に魅せられてゆりかさんの役に惹かれて恋をしたのをああして表現しているのかな〜って思って、隣で潤花ちゃんの役がゆりかさんの役に恋をしたのをキキさんの役の人もわかったからああいうダンスになるのかな〜と思った。最後ゆりかさんの方を振り返りながらキキさんと腕を組んではけていく潤花さんは劇場を後にするときの自分だ〜ってなって、、、
舞台を観ているとき観客の魂は役者と一緒に物語を辿っているから……劇場は夢を創り出し人生を映し出す大きな鏡だから………(夢醒めへのBIG感情)。

 

 11/15

The Party in PARCO

和樹さんがいる回でどっかいかなきゃと思っていたので和樹さん、理生くん、松下さんの三人の回を観にいきました。本当は禅さんと和樹さんが揃ってる回もいきたかった……。でもこの回に行って大正解だった。理生さんと和樹さんが二人で1789からパレロワイヤルを歌ってくれて涙がでてきた。私の魂をバスティーユ・デイの博多座に帰してくれた理生さんには感謝しかない。りおくんの口から「ロナン」って単語が出て、和樹さんがそれに「ダントン」って返したので、心臓が止まるかと思いました。パート分けの関係で和樹シャルロットが爆誕していて可愛かったです。

ポン on Twitter: "これをやりました これだった 死んだ バスティーユデイだった今日" / Twitter

ゆうみちゃんは芝居歌うっっまいね 知ってたけどほんとにうまい。東京漂流、私のままじゃだめですか?で泣いてしまった 凄く良かった。
あとトークコーナーでは和樹さんがただのオタクと化していました。早口でドラゴンボールについて語り始めたのでめっちゃ笑ってしまった。ほんとに笑った。ゆうみちゃんの「ドラゴンボールって……なんですか?」にざわつく会場もよかった。

 

 

11/19

エリザベート

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1シーズンで1度は観ておきたい演目。

花總さんのシシィにシシィと共に歩いてきた人生を感じる。私だけにの間奏の、せりあがってくる双頭の鷲に縋り付くような芝居が好き。

ルキーニに注目して観たのがはじめてだった。改めてエリザベートは結局のところルキーニが語る物語なのかもしれないなどと思った。

 

11/23

戰御使 

 

11/26

アラジン

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ジニアルジャス全員初見だったから実質初見。

がんちゃんもかどたちゃんも芝居がうまい。がんちゃんアル「自由になれる」って言いながらそれをだいぶ諦めている感じがあってウァーてなる、、、ジーニーに「無理だよね」って言った後の乾いた笑いもしんどかった。FLMの勝手にタップダンスさせられてる時のアラジンの顔が大好きだし、終わった後「おかえり僕の足」って動きしてるアルかわいかった~。がんちゃんアル、沼なんだろうなという雰囲気をセリフの端々から感じて危なかったです。いちわさんの顔が好きすぎるので無事だけどこのアルが初見だったら危なかった。今日のアラジャスの芝居のバランスが好きなアラジャスでした。AMMAの前のやりとりも良かったしAHNW前のそこの繰り返しも好きで………。がんちゃんの「僕を信じて」が良すぎる。

門田ジャスミンかなりお転婆で元気いっぱいでかわいい〜〜〜〜〜〜〜!!!声がハキハキした強さで新鮮。ちっちゃい頃城の中走り回って大冒険してサルタンの寿命縮めてたタイプとみました。はぎーさん前回カシームでみてるからジーニーやってるの2倍面白くなっちゃう。まさかラップ聞けるとは思ってなかった。

オマールがとーってもかわいい〜🥺みたいな顔してる。一和さんの時はアルが末っ子なのかなって思うけど今日のバランスだとオマールが末っ子。

ジャファーは自分の杖と会話しているのが可愛かったです。

 

12月

12/22、26

荒人神

 

12/27

禁猟区

観劇納めでした!相変わらずとんでもない物量。あんなにぶっ飛んでるのにエモの瞬間が絶対訪れるのが不思議。最後の方怪異VS怪異になったとき最悪のテンションの上がり方をして最高だった。ご縁あって最前で浴びることができたのだけどあの言葉のシャワーと照明の数々をすっかり「浴びたな……」という気持ちになりました。

板の上で聴く牧田さんのお声が相変わらず大好きだな〜と思い あてがき風味を感じたので牧田さんの配役を噛み締め。あと齋藤明里ちゃんほんとにかわいくて今回もめろだったな。あのお衣装とハーフツインめちゃ似合ってるし、あとあの声質保ちながらバリバリ声張れるの超かっこいい。一升瓶ラッパしてたのわろたしラスト付近の乾杯のシーンの瓶の持ち方がコンカフェ嬢の解像度高くてウケた。話進むごとにみとちゃん結構歳いってるんだろうなと思って聴いてたらまさかの……お前のようなババアがいるか。永田紗茅さんあの小さな身体から物凄いパワフルなお芝居が飛び出してとんでもないしセンターに立つ貫禄が凄まじかった。獣のような女、、、。今回もまた加藤ひろたかさんの所作にうっとり チャラいのに指先に至るまで体の使い方が美しくて目を惹かれる。
あと新人の劇団員さんたち‼︎しっかり喰らい付いてて素晴らしかった。壱劇屋さんで追っかけ続けた4ヶ月台詞喋ってない浦ちゃんのことが勝手に心配になった。ほんとに勝手に。余計なお世話ですね。

中屋敷さんがカバーで入っている回で、書いた本人とはいえあの物量のセリフを叩き込んで板の上に立っているのは凄まじい。

 

〜その他(配信)〜

・ミュージカルテニスの王子様4thシーズン 青学 vs 聖ルドルフ・山吹

・舞台『呪術廻戦』

・ミュージカル『ダディ・ロング・レッグス』

 

〜中止公演を供養するコーナー〜

・「Dr.STONE」THE STAGE~SCIENCE WORLD~

・CATS

・人間になりたがった猫

・ミュージカルテニスの王子様4thシーズン 青学 vs 聖ルドルフ・山吹

 

というわけで、以上34公演27演目でした(除配信)。

上半期と合わせると通年で53公演43演目。
思ったより少なかった。4〜6月死んでたのと下半期にそこそこ中止くらったのが理由かな……。

2021年は63公演32演目だったから「いろんな公演をちょっとずつ観る」っていう2022年の観劇方針はブレずにいけました!後半やや複ステしたけどまあヨシ!

今年(2023年)は4月現在で20本ちょいみていてペースがおかしいなと思う今日この頃です。