2022上半期観劇まとめ

2022年上半期のまとめ! こまめに単記事をあげていたつもりだったけど本数が多かった。リアルタイムの配信以外に円盤で初見で楽しかったやつとか舞台の劇場公開とかも感想書いてます。

ちなみに去年の記事はこれ。

 

1月
韓国版ミュージカルEqual 12/31,1/2(配信)

 

ヴェラキッカ 1/15,19,22(+配信 1/18,22,2/22~28)

 

女性版『Equal』 1/21
めいめいとめがねさんバージョンのequal。今月equalこれで三回目だよ!
女性版ということでどんな風になるのかなと思っていたけど思ったより潤色されていなかった印象。ミュージカル版が潤色されすぎといえばそれはそうなのである。
二人称もちょこちょこ「あなた」がはいるものの「君」が多くて、変更点といえばオデットとマリエッタがオットーとヨハンになってたくらい。台詞はかなりそのまんまだった。ミュージカル版もあれはあれですきだったけど、正統派なequalが恋しくなっていたところだったので観たかったものが観れたなと思いました。
一か所、「君はよくできた奴だな」が「貴方はよくできた“ニンゲン”ね」になっていた変更意図がいまいちピンときていないのだけど、相手が自分をちゃんと人間だと思い込んでいるかどうかカマをかけていたってことかな。
セットが結構好きでした。二人が「屋根裏部屋」に住んでいる設定だからではけ口が真ん中にあって、そこからひょっこり顔をのぞかせるお二人がかわいい。ラストシーンでゆっくりと階段を下っていく様子はなんだか奈落に落ちていくようで、ぞくぞくした。
めいめいちゃんはギークな女の子って感じでかわいかったのだけどそのままのテンションでラストまで駆け抜けていくのでうわあ……となった。めがねさんの芝居はなんだかとっても真っすぐというか、普通に話しているトーンでお芝居をしてフラットな状態でめいめいと向かい合っているのが凄く好きで、よかったです。二人に共通していたところだと、いつも通りの話をしているトーンそのままに、キーになるセリフをサラッと言うのがどきどきしました。次にどの台詞がくるのかわかっているからこそ心臓に悪いというか。それとなんだか水曜から金曜のあたりですごい泣きそうになってしまった。なんか、二人の剥き出しな互いへの感情や、祈りのようなものにわーーーってなったのかな……。equalの実験自体もともとが親友の命を繋ぐための実験だったから、二人のやりとりそのものが「祈り」に感じたのかもしれない。

 

だからビリーは東京で 1/28
連日誰かが行っていたので毎日TLで名前を見かけていた作品。U25で2500円で観劇できると知ってパッとチケットを取って行ってきた。小劇場劇団の中で展開される人間模様やら、所謂“新規ハイ”の凛太郎と他の劇団員との温度差やら、それらに苦しくなってしまってずっと胸が痛かったのだけど、最後の劇作家の納見の「演劇をどんなものか知って欲しい」みたいなセリフからひたすら涙が止まらなくなってしまった。 
簡単にいえば「演劇に人生をめちゃくちゃにされた青年」の話。良くも悪くも演劇に人生を揺さぶられている人ほど刺さるよなあと思った作品。なろうとしていた何かになれないまま終わってしまったけれど、それでもそれに出会えたことに救われる話。厳しさを描くことが優しさなのだという当日のパンフレットに書いてあった言葉そのものにとても救われた気になった。舞台に出会わなかったら全然違う人生になっていたと思うけれど、演劇に出会えてよかったと思える作品だった。 
あと、想像していた以上にビリー・エリオットの要素が盛り込まれていて驚く。最初のオーディションのシーンもそうだし、カラオケのところの照明、音響はangry danceだし、凛太郎が経験した演劇体験のElectricityもだし。それから凛太郎と父親の話についてもそう。ビリー・エリオットを劇場でみたことがあれば凛太郎の言葉の一つ一つに凄く共感してしまって、余計に台詞が刺さる。
役者さんたちのお芝居も素晴らしくって、特に劇団創設の切欠の「まみのり」のお二人の声やお芝居のバランスが良かった。幼いころから続く二人の間の「ズレ」がお二人のお芝居にとんでもない解像度で投影されていた。柔らかくてのんびりとしたのりみの声と、はきはきとした快活なまみこの声。この二人が感情をがぁんとぶつけ合う場面の熱量が凄くて。お二人とも客演だというから驚く。あまりにピッタリなキャスティングすぎる。この演目自体が作中最後に演じられた演目と同じなら、この作品を通して二人は幼いころからのわだかまりをぶつけることものできたのかな。 
結局作劇がうめえ~~~に終始してしまう。笑い所と泣き所のバランス、芝居の間の取り方、背景の使い方、「台本」という概念の使い方、全部うまい。最後のこの作品自体が作中で演じられるものだとわかる瞬間なんか、やられた!!と思う。
なんだか書けば書くほど劇場で感じたものから遠ざかっていきそうな気がして嫌だ。 
たしか開幕したばかりのときは全然チケットがあったと思うのだけど最後には完売してキャンセル待ちになり(結局列ができてしまうからそのキャンセル待ち当日券すら中止になったのだけど)。なんて理想的な演劇のチケットの券売だろうと思った。そういったところも含めて凄い作品だった。

 


2月
笑う男 2/12
キャストさん皆知ってるし皆好きな人だし原作ユゴーだしワイルドホーンだし今月観劇予定少なくて寂しいし~! と思ってふらふらチケットを取って行ってきました。キャストさんが皆さん最高だった!!デアはいろはちゃんの回をみました。
特に大塚千弘さんがもう、流石の一言で。すっごいよかった……。色気の出し方とかお歌の迫力はもちろんのこと、「醜いものをみにいって惹かれたひとに本当に醜いものをみせられる」という構図と「貴族社会の醜さに気付いた」お芝居が最高に良くて……好き……。みるたびに目を惹かれる方だな~。吉野さんとちーちゃんのデュエット聞いただけでチケ代の価値はあったよ。
それから祐さま! まさか祐さまにこんなに泣かされるとは思ってなかった。一幕の「今日も無事に幕があきました~!!」ってところは、初日から公演中止になってたところでようやっと公演再開できて、今劇場でこの演目を観られてよかったと思って涙がでてきた。もちろんそれだけじゃなくて、デアのために「幕が上がらない芝居」をしながら辛そうにへたへたと座り込んでしまうところとかもたまらなくなってしまった。あのデアのための優しい優しい茶番が凄く辛くて。一座のみんなのことが大好きなデアだから、野次を飛ばす客の声がみんなの声なことにデアはすぐに気が付くと思うんです。あのシーンは優しさで溢れているのに辛くて仕方がなかった。「他人を蹴落とすしかない」なんて歌いながらも心の底から優しそうなところが凄く好きだった。
禅さんも相変わらず最高だったんだけどあの使い方はもったいないな~とも思い。出尺が少ない割に存在感は抜群なところとかやっぱり流石なんだけど……。
ストーリー全体は、なんかこう、なんか、ズーンってなってしまった。全然予習していなかったんだけど、大学の時一時期講義でひたすらフランスの貴族社会の文学(階級の高い物凄く妹想いで妹のために心を砕く女性が娯楽で首吊りをみて楽しんでいる矛盾を描いた話みたいなの)をひたすら読まされて落ち込んでた頃の気持ちになった。ただちょこちょこ引っ掛かる所があるんだよな~~。そこいる? みたいな要素とか、あとなんで? みたいなところとかがあって。議会でのギャグ要素とか。ジョシアナが最後に言っていた「貴方の裏切りに私が気づいてないと思ってるの?」みたいなセリフも裏切りってどれのことだ?と思っちゃって。こっちは私の理解力の問題かもしれないけれども。
全体を通すとそんなに嫌いではないんだけど、やや引っ掛かる所があるみたいな感じ。
衣装とセットは素晴らしかったです。貴族階級の衣装は一着一着細かい意匠が凝ってあって目に楽しいし、一幕ラストの「俺はグウィンプレン」に合わせてうしろから貴族たちがせりあがってくるところは帝劇のなせるわざで超テンションあがった。演出は二幕の「笑う男」のナンバーの照明演出が印象に残った。幕に3人のグウィンプレンをうつしてジョシアナとディビットの前で道化の様に躍らせる演出。あそこ凄いよかった。
全体的にキャストさんに底上げされている作品だな~という印象。

 

MIYA RURIKA Fan Meeting ヴェラキッカ Ver.(配信) 2/12
会員じゃないわたしたちにも参加の機会をいただけて本当に嬉しかったし美弥さん終始素敵で公演期間中ファンの方が美弥さんご自身についても「愛さずにいられない」つておっしゃってた意味が身に染みた配信だった……。キャストさんのお話も作品のお話もたくさん聞けて、美弥さんの魅力もとっても伝わってきて、素敵なお時間をありがとうございましたの気持ちでいっぱい。まだまだヴェラキッカに浸れて最高だった。

 

BLUE LAIN(配信)  2/13
「フォロワーさんが好きな奴」という認識だった本作。1月にあった公演の配信をみました。染谷さんサイラス君の回。
カラマーゾフの兄弟」モチーフというのと、周辺のフォロワーさんのお話を聞いていたので誰が犯人かというのはほぼわかってみていたのですが、割と演出で隠す気がなくてわらってしまった。めちゃめちゃ意味深に立ってるサイラス君。いいのか。
初演のDVD超みたくなったのでそのうちみたい。

 

ザ・ジェントル・ライアー~英国的、紳士と淑女のゲーム~(配信) 2/23

 

あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Track to Miracle-  2/19
あんステ!MLぶりだったので、ほぼ一年ぶりとかになるのか……?めちゃめちゃ楽しくて最高だった。やっぱりペンラ振る系の舞台は現地でみるに限るな~と思いました。
原作ゲームだと茨くんが好きなのでEdenの初登場の今回現地で観られてよかったです……!もうとにかくEdenの四人が四人とも最高で。宮城くんは台詞の端々で感情が昂って声を震わせるお芝居が凄く良くて、トリスタの子たちに心から惹かれている、でも利用しなくちゃいけない、っていうジレンマが痛いほど伝わってきて好きでした。岸本くんはファンサ力高くて怖いな~と思った。相変わらず歌は超うまいし。元々岸本くんの歌声を知っていたので、歌うと「漣ジュン」から「岸本勇太」になるなあとは思ったけれどジュンくんの歌と声の相性がいいからストレスなく声がはいってくるし。松田岳はもう流石の一言に尽きる。声の出し方、間の取り方、手足の使い方全部「乱凪砂」がそこにいるようでやっぱり松田岳って死ぬほど芝居うめえなあ……と思いました。とてもじゃないけど年末に鳩だった人とは思えない。あと脚長すぎてびびる。そしてしんちの茨がね……心からしんちが茨やってくれてよかったと思った。七種茨の「繕った」状態のすらすら言葉をまくしたてる芝居もさながら、凪砂に頭を撫でられて動揺したときのお芝居やトリックスターにしてやられた時のお芝居がそれぞれ一瞬ながらも凄く感情が滲んでいてよかった。今回のオータムライブの脚本だと茨は悪役でどうしようもなく嫌われ役だけど、しんちのお陰でキャラクターが愛される造形になっていたなって思った。これは多分に贔屓目が含まれてるけど。冒頭Edenがユニット衣装で登場したからユニット曲あるんだ!!!って思ったのになかったのがかなしかった。次は四人で歌ってるところがみたいです。
過去fineのところ、とてもつらくてとてもよかった……。日和と凪砂が一緒に逃げるところでたまらなくなってしまった。あと松田岳過去凪砂の髪型超似合ってて良い………。
それからなんだか主人公と対峙する物語の残酷さみたいなものを改めて感じてしまった。オータムライブに関してはずっとずっと思うところがあって。オータムライブはトリスタにとっては「リベンジマッチ」だけどAdamにとっては「初戦」だってこと。でも、「主人公たちのリベンジ」だから物語の構造上Adamははじめから負けることが決まっている戦いでそれのやるせなさみたいなのをずっと感じていた。茨は基本使う手が汚いのでまあ少なくともオータムライブで悪役であることに異論はないんだけど、初めから負けが確定している試合に挑んでいる辛さみたいなものを舞台上で動く姿をみて改めて感じたりした。なんかこうこれは舞台がどうとかではなく物語の構造の話。今回サマーとオータムを一本でまとめてみたから余計感じたのかも。
あと私はドラマティカ公演はいっていないのでほさかさん演出になってから今回が初でした。アンサンブルさん(あんステで言うとややこしいな)がいるのが新鮮だったり映像の使い方が面白かったりしたし、ほさかさんの演出好きなとこ多かったけどやっぱりまだ宇田川さんの演出が恋しかった、、、。

 


3月
天使について~堕落天使編~ 3/5(+配信石井RIKU回・中村古谷回)
原作韓国作品のLDH主催公演! 韓国ミュージカル好きの友人に激押しされて行きました。現地でみたのは鍵本輝さんと鈴木勝吾さんの回。その後配信で他の4人もみました!
みおわったあと「要はヴァレンティノが惚れっぽいのが悪いって話よね?」となった。合ってるらしい。ヴァレンティノは神を愛していたけどそれ以上に「愛を注ぐこと」自体が好きなんだな〜と思ったので罪状は愛は理不尽だよね……最初に見たのが感情豊かな鈴木ヴァレンだったから余計そう思ったのかも。
友人からペアによって全然違うよ〜って聞いてたけど本当にひとりひとり全然違くてびっくりした!!石井さんのルカとかクールを装うとしてるすっごいプライド高いルカで先に鍵本ルカみてたからほんとにびっくりした。1幕と2幕で同じ話を別の視点でやる構成も面白いな〜と思うし繰り返しみてると曲がめっちゃいいな〜ってなった。特に「あの木陰に」と2幕のヴァレンティノのソロの「神の涙」と「胸が躍る」が好き。あの木陰には石井さんRIKUさんペアのハーモニーが綺麗すぎたから何回でも聴きたい。ちょこちょこ歌詞の字余りとか日本語が不自然なところとかがあるのが気になっていたんだけど原語版わかってる友人にそのへんききながらみれたのも助かった。贅沢な鑑賞の仕方をしたな~と思う。近くに詳しい人がいるとありがたい。
石井さんはお歌の安定感がとにかく抜群でめちゃめちゃ声綺麗で好きだった……「ヴァレンティノ」で高音が綺麗に出るのが気持ちいい。単純に好みの話だけど石井ルカの役作りが一番好き!あんなに優雅に登場してお仕事もできます〜!!って雰囲気を醸し出しているのに少なくとも1500年一回も成功したことないの、面白い。それでなんであのクソデカプライド保ってられるんだ。あの高慢そうなところがすっごく好きです。だから自分の仕事の邪魔してくるヴァレンティノのことは本気で嫌いで仕方ないんだろうなと思う。
RIKUさん、登場した瞬間にびっくりしてしまった。こんなに可愛いことあるか?ジャコモめちゃめちゃ可愛くて……女の子ってわかった時も納得の可愛さ……声の弾ませ方や仕草の一つひとつが子供っぽくって可愛い〜。あと配信でわかるレベルで声量がとんでもない。
中村古谷ペアはとにかく演じ分け凄!!になった。やっぱ普段からもともと役(キャラ)に型・理想系があってそれに寄せていく演技の作り方をしているからかな。ルカ/ダヴィンチ・ヴァレンティノ/ジャコモという役の型が元々あってそれを演じているイメージなので役が変わるとパッと芝居も変わるのが凄い。ダヴィンチとジャコモの年齢差を一番はっきり感じたのがこのペアだった。中村ダヴィンチの偏屈で頑固な天才感が良いし古谷ジャコモは完全に少女だし……お芝居で魅せてくれるお二人だなと思った。最初にみた鍵本鈴木ペアは髪色が金髪なのも手伝ってかダヴィンチはだいぶ若くみえたし(あと鍵本ダヴィンチ比鈴木ジャコモがしっかりしてるように見えたのもあって)「ジャコミナ」を聴くまでこの2人にそんなに年齢差があるって思ってなかった。
勝吾さんはもうお芝居もお歌も一番好きで最高だった……。歌の表現の幅が広くて凄い。「ジャコモお前夢見たか〜」のところのたったの1フレーズづつしかないのに3変化が素晴らしいし、兎に角鈴木ヴァレンティノが好きすぎる……。鈴木ヴァレンティノの「神の涙」と「胸が躍る」をずっと噛み締めてます。歌に感情乗せるのがあまりにもうまくて……「悲しい笑わなきゃ苦しい笑わなきゃ」の憤りも「心臓がない僕の胸なぜこんな躍る」の心の高鳴りもびっくりするくらいこちらに伝わってきて本当に好きだった。「胸が躍る」が本当に良いから「言った通りだろう」の「幸せに死ぬんだ」が切ないし素晴らしい……「言った通りだろう」に「胸が躍る」のメロディ使われてる曲構成がそもそも天才なんだけどその威力を最大限に発揮されていると思う……。
鍵本さんはダンスが本当に綺麗で目で追っていて楽しかったし、鍵本ルカのどこか憎めない可愛らしさはご本人の気質によるものなのかなって思いました!たださすがに一公演のなかでミスが多すぎて、フルプライス払って演目を観に来ている人にちょっと失礼じゃないかとも思った。全員が全員役者のファンではないんだからさ。
あと音響が……自由劇場なのに全然歌詞が聞き取れなくてびっくりした。楽曲の音量が大きすぎるのかな。絶対に音響で不自由を感じることがない劇場だと思っていたので、ここ自由劇場だぞ!?!?となった。普段この劇場で観てる四季、浅利作品に出てる人たちは滑舌・聞き取りやすさでいえばSSSの人たちばかりなのを差し引いてもさすがにここまで聞き取れんことはないだろうってレベルで聞き取りにくかった。勝吾さんの歌も死んでたから音響の問題だと思う。使い方次第では自由劇場でも音響殺せるんだなといういらん発見をしました。なぜかLDH自由劇場を使いたいらしいので今後改善されることを願う。

 

ミュージカル新テニスの王子様 2ndステージ(配信)3/6
本当は劇場に行きたかったけどタイミングがあわず配信をみました!
最高の演目過ぎた。新テニ読んだの結構前だから細かいところは結構忘れていたけど新テニキャラも新テニ好きなのも思い出したし、曲も全部「テニミュの曲だ!!」となってとにかく楽しかった。あと、直前にリョーマ!を何回も観ていたおかげで「越前兄弟」及び「越前親子」への思いれが深くなっているから南次郎とリョーマ、リョーガのシーンも明らかにリョーマ!をみるまえよりも楽しくなっていてメディアミックス同士が重なることの凄さみたいなものを感じました。
演目をみるまえから「手塚は我慢した」とか「ワンマンパワー」とかのワードが流れてきていて相変わらずテニミュはキラーソングがおおいんだな~程度に思っていたのですがいざ演目をみたら「ワンマンパワー」で大泣きしてしまって……。まずイントロが血肉に染み付いた「氷帝曲」のメロディだったから聞いた瞬間体温がわっと上がるような心地がして。「俺は跡部だ」「俺はキングだ」って歌い上げる姿にまた泣いてしまった。あらためて誇り高い跡部様、大好きだ……になった。
高校生も全員よかったし、とにかくとってもとっても楽しかったです。無条件に元気を貰える最高の演目でした。楽しかった。 

 

BADDY -悪党は月からやって来る- (レンタル配信) 3/13
結構前から色んな人におすすめされていたもののタイミングを見失っていたレビュー。ヴェラキッカきっかけで美弥るりかさんのファンのかたに改めておすすめしてもらってみました!はやくみればよかったとも思うし、ある程度「宝塚のレビューの型」みたいなものを理解した後でみてよかったとも思う。ロケットやデュエダンにこんな魅せ方があるんだ!って感動があったし、あとレビューで死人が出ることがあるんだ……って衝撃があった。TLで「怒りのロケット」とか「怒りのデュエダン」ってワードをちょくちょくみかけていて「何……?」って思ってたけどみたら一発で理解できました。ロケットのちゃぴちゃんほんっとにかっこよかった……。トップスターの口上のタイミングも最高にぶち上がるタイミングだし、「冗談じゃねえ!」といって宇宙服を脱ぎ捨てなかからギラギラの衣装で現れるバッディと同時に流れ出すイントロ、もうそれだけでめちゃめちゃテンションあがる。あとキャラクターが全員魅力的なのも素晴らしかった。ちゃぴちゃんはすべての瞬間てかわいいし、みやるりさんは超美しいし、れいこちゃんもかわいいし。舞台の設定も面白いなって思いました。不健全なまでに健全な「ピースフルプラネット チキュウ」に悪党がやってきて「怒り」を覚えるグッディという構成であったり、「男」「女」、「善」「悪」で定義できないスイートハート様であったり。これもみているだけで元気を貰える演目で、レンタル期間の一週間ずっと流していた記憶がある。 人生にはBADDYが必要!

 

ミュージカル『憂国のモリアーティ』 (円盤) 3/20
「天使について」の影響で鈴木勝吾さん出演のミュージカルをどうしてもみたくなり、円盤所持の友人に頭を下げてみせてもらいました。原作をしらない点で不安だったのですが、知らなくても十分楽しめました! 特に「2」の二本目の列車の演目が楽しかった。平野良さんと鈴木勝吾さんが掛け合いをしながら事件を解決していくナンバーが楽しい。「天使について」で改めて勝吾さんは芝居歌がめちゃめちゃうまいなあって思ったけれど、特に3の「孤独な心に吹く風」で本領が発揮されていたように思う。2本目と3本目に共通してI will/I hopeが使われているのも新鮮に思った。作品をまたいで効果的にリプライズを使えるのは2.5の強みだなあと思ったり。
原作の展開的に次か次の次で完結してしまいそうらしいので、来年2月に予定されている次回公演は絶対現地に行きたいなあと思いました。

 

HEADS UP! (配信) 3/21
これも何度もタイムラインで演目名をみていた作品です。今月からの配信開始をとっても楽しみにしていました。
演劇に限らず、何ヶ月もさきのチケットをとって、その日を楽しみにお仕事を頑張ったり勉強をしたりしたことがある人なら刺さる。あと、公演当時と今とでは「幕が上がる」ことの重みが大きく代わってしまったので、そういった意味でもいま見られてよかった。公演当日になって、開演のブザーを聞いて、無事最後まで作品が上演されて、最後に幕が下りてようやっと「幕が上がった」といえる昨今の状況を思うと、必死に客席に演目を届けようとしてくれる舞台上の人達をみながら大泣きしてしまった。
あとあいばっちがめっちゃかわいかった。ばっちといけじゅんがヒーローの(しかも戦隊の)話で盛り上がってるところは普通にテンションあがるよね……。
ドルガンチェは普通にみたいです。

 

メリー・ポピンズ 3/25
ロンドンぶり二度目の演目!改めて楽しかった。ロンドンの時よりも丁寧にお話を追うことができて、改めて映画との変更ポイントにうなずいたりしていた。映画よりもバンクス一家に寄り添って話を追えるつくりになっているところが好きだなって改めて思った。
新キャスト組の初日にみにいったんだけど小野田全然初日じゃなくてあまりにも安定し過ぎでしょってなった。一幕から歌唱も役もとんでもなく安定してたし、二幕のステッピンも好きだった。内藤さんは大変かわいらしかったし「お砂糖一匙」は突然バカデカボイスだすから面白くなっちゃうな……。
あとロンドンで見たときも思ったけどやっぱり舞台美術がめっちゃすき~。ドールハウスみたいでかわいい。三階席の下手側のチケットを確保していたところ本当に目の前をメリーが飛んでいって幸せだった。

 

宝塚歌劇 月組今夜、ロマンス劇場で』『FULL SWING!』(配信) 3/27
月組さんのお披露目を配信で観劇いたしました~。れいこうみのお二人はプレお披露目を博多座で拝見しているのでちょっと感慨深かったりもした。
なんか、こんなにお披露目にピッタリな演目があるんだなって驚いてしまった。「見つけてくれてありがとう」とか「ずっと一緒にいてください」とか、トップコンビとしての二人に刺さるセリフがたくさんあって、ぼろぼろ涙がでてきてしまった。あとモノクロの映像から紗幕があがって舞台の人達が動き出す「絵の力」があまりに綺麗で……。しかもラストシーンの二人のお衣装の色が「黄色」なのもずるい~~ってなった。お披露目公演として最高of最高で……。そして最高のお披露目公演をみて宝塚への解像度が少しづつ上がるたびに「ひかりふる路」って一体……になる。いや、ひかりふる路、大好きなんですけれどもね。
ハンサムガイと大蛇丸様はもう好きしかない。なんであんなに面白いの~~~大好き……。 

 

Japan Musical Festival 2022(放送) 3/28
当日は「だからビリーは東京で」をみていたので、放送を録画したものを鑑賞しました! ありがとう日テレプラスありがとう快くみせてくれた友人。
いろんな歌をいろんな人が歌っていて純粋に楽しかったのだけど、なにより和樹さんが登場のたびにお色直しをされているのが面白かった。他の方は一部と二部でお色直しがある程度(+ジャージーチームの専用衣装)だったのに……自前衣装なんだろうか……。曲に合わせて自前で衣装用意してたってこと……?和樹さんならやりかねないところがあれだな。というか普通にサイラ歌ってた時のゴールドとブラウンのお衣装は去年のライブかなんかでみた記憶があるので自前の可能性大だなあ……。それはそうと1789への感情がでかすぎてサイラ聞いた時普通にぼろぼろ泣いてしまった。平野さん勝吾さんとんちゃんと一緒なのもすごい良かった。1789再演してくれ~~~!!できればキャストはフルチェンジくらいの勢いでしてほしい。和樹さんは次出るならペイロール様がいいです。スライドする感じで……。直前にモリミュみていたのでモリミュパートも大変楽しかったです。あと扮装してない状態で2.5の曲を聴くの自体新鮮だな~って思ったりした。もっと色んなところで2.5の曲きけるようになってほしい。
まりおさんのCOLとかは「世界の夜明け」という感じがしてよかった。景気が良い。
あっきーさんの一人POTOはあれは笑っていいやつですか?最初一人で歌うって聞いて、え?クリスは?っておもってたら最初オケに任せてSing once again with meから入って来たからびっくりしたしそのあとクリスティーヌに変身したから笑っちゃったじゃん。まりおさんにも「ファントムなのかクリスティーヌなのか~」って突っ込まれてたし。面白かった。

 

舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世徒花 3/29
刀ステの最新作。あまり多くは語れないけれど「完全降伏ですこれからもついていきます」に尽きる。科白劇で大筋は知ってるものなあって思っていたけれど変更点で「聞いてないです!!」って暴れる羽目になった。
綺伝の隊編成が好きな刀剣男士ばかりなのでそもそも科白劇のときから好きな演目だった。明治座の舞台機構をフル活用しているところもとってもよかった。花道もせりも全部素敵!! 楽しい!!! 前回明治座でみたマザーランドは花道使用なしだったのでなおのことテンションあがった。
長義くんと青江が特に好きだった。青江は私がゲームを始めた当初からながらく部隊長を務めてくれていた子なのでおそらく全刀剣男士のなかで一番ゲームセリフに馴染みがあり、ゲームのセリフが登場するたびにテンションあがってた。真剣必殺の時の乱れた前髪から覗く眼光が理想的で自本丸の青江を思い出しました……。長義くんは高慢だけれども慈伝のときから精神的にも実力的にも成長しているところが随所にみられて良かった……し、追加シーンがさ…………。歌仙の真剣必殺衣装もとてもとても綺麗だったし、舞台美術が良いなあと思うポイントがいくつもあったのではやくステージブロマイドが手元にほしい。
ほんの少し惜しいところがあるとすれば、天正少年使節の4人はもう少しみたかったなあというところ。ただでさえかなり長いのであそこでさらに尺をとると四時間くらいになりそうだけど……。もう少し踏み込んだ話がみたかった……。そう考えると前作の十勇士の濃さは異常だったよな……。
最後の方にみた寄り添うガラシャ細川忠興を地べたに這いつくばってみる歌仙と駆け寄ろうとする地蔵とそれを抱きとめる古今伝授の太刀の図が最高の最高でした。

 

宝塚歌劇 宙組シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』(円盤) 3/30
天使についてみる→ミュージカルやってる鈴木勝吾さんがみたくなる→モリミュみる→宙シャーロックめっちゃみたくなる→円盤持ってる友人になきつくの観劇連鎖です。何が面白いって、このシャーロックの円盤見せてくれた友人が天使についてを私に勧めた張本人(宙シャーロックが初宝塚でキキアーティ様に嵌り以降宙組公演は最低一度づつ観劇している 鈴木勝吾さん演じるモリアーティは未見)なところだよ。めちゃめちゃ繋がるじゃん。
もう「絶対宝塚にしかいないホームズ」で面白かった。こんな恋愛脳のホームズは宝塚歌劇団でしかみられないでしょ。こんなこと言わんやろホームズポイントが多くて絶対笑うところじゃないところで何度も笑ってしまって友人に突っ込まれてました。アイリーンとモリアーティの関係を勘ぐるところとか、どう考えてもあのモリアーティは恋愛できんだろって感じなのに「恋人同士だった!!!」ってキレてるのめっちゃ面白くて。めちゃめちゃ楽しかった。モリアーティは、ああこの人に人生狂わされた人がたくさんいるんだなあ……って納得してしまうような魅力が溢れていて凄い良かった……。あの幼さがゆえに周囲を振り回せてしまう役造形もすきだった……。それからポーロック!!!もえこちゃんのポーロックビジュアル大優勝してるし役も美味しくて超好きだった。最高。
デリシューは突然のSMクラブや男役2番手によるマリーアントワネットなどとにかく全部が面白かった……宝塚のショー、人生をブチ上げるのにめちゃめちゃ有効。

 


4月
Kazuki Kato 15th Anniversary Special Live ~fun-filled day~ 4/2
和樹さんの15周年ライブ!人生初の野音でした。行ってよかった。
本当に和樹さんの「集大成」を体現したようなライブで、ずっと楽しくって、終わるまであっという間だった。
今回のライブ、実は行くかどうか結構ギリギリまで迷っていて。行こう!って決めたのはBプロの健十くんの「LOVE GAME」がセトリに入るって知ったからでした。B-PROJECTは曲がすごく好きでプロジェクトスタートの時からCDを買って何度も何度も曲を聴いていた思いれのあるコンテンツで、いまはコンテンツから離れてしまっているのだけど健十くんの歌が聴けるなら行きたいと思ってチケットを取りました。
実際にラブゲだとイントロが流れはじめたときからぼろぼろに泣いてしまった。Bプロに一番ハマっていた高校時代に健十くんの曲をたくさん聴いてどうにか勉強頑張ってた時のことを思い出したりして、Bの曲大好きだな〜って改めて思いました。その後の曲がJTRからジャックちゃんの「こんな夜が俺は好きさ」だったからジャックちゃんにペンラ振ってる状況がやや面白くて笑ってしまったんだけども。
他のパートも終始楽しくて楽しくて仕方なかった。JOKERについては私はもちろんリアタイできてなかったら実際にみる機会をもらえたのが凄く嬉しかった。メドレーでフレミンきた時は声を出さないようにするのにとにかく必死だった。フレミン生で聴ける日が来るとは思ってなくってめちゃくちゃに嬉しかったし全力で氷帝カラーのペンラ振りました。Vampireとか灼熱フィンガーでFEVER!とか、一度はライブで聴いておきたかった曲もたくさん聴くことができて楽しかった。あと私は後ろの方の席だったんだけど銀テが前の方から「一枚どうぞ〜」って回ってきて福利厚生に感動したりしていた。ほんとうにほんとうに行ってよかった。

 

天球儀(配信) 4/3
ソウル公演の配信をみました。韓国でやるって決まった時から気になっていたから配信してくれるのありがたかったし、私は日本公演を観れていないのでこうして末満さんが書いた本のストーリーを知る機会を得られたのが嬉しかった。
下敷きにあるテーマはこれまで末満さんが書いてきた作品で書かれているものとだいたいおんなじだなって思った。equalとかモロそうだし。真っ先に浮かんだのはヴェラキッカの「幻想幻愛メランコリック」の最初の歌詞だった。記憶のなかで生き続けることができるのか、誰に覚えていてもらえたらそれは生きながらえていることになるのか、みたいな話。末満さんの作品にあたっていると末満さんは死ぬのが怖いのかなと思うことが多々ある。あまりそういうことを推察するものではないと思うけど、あまりにもこのテーマが繰り返し出てくるから……。
それ故に(だいぶ「いつもの味」なせいで)ミステリ仕立ての作品にも関わらずミステリの種はかなり序盤で気付けてしまった。末満さんの作品を追ってたらわりとわかりやすいような。でも末満さんの書く脚本が好きだから結局好きだな……で落ち着いた。末満さんの書くSFとミステリの間みたいな作品の雰囲気が好き。クローズドサークルモノ好きだから状況としては面白かったし楽しかったね。
ところどころセリフしかないのに演出が目に浮かぶような場面があったのも良かった。けれどやっぱり朗読劇じゃなくって演出付きの舞台でみたいな〜。いつかそんな機会があったらいいな。

 

ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート 4/16
友人にお誘いいただいて!ALWだし、知ってる人の出演予定多かったし、2年前のときからなんとな〜く気にはなっていたけど現地に行ったのは完全にノリと勢いですね。というか8割友人の後押し。アンマスクドで曲は聞いて気になる度は上がってたしね。
「宝塚のトンチキショー」って聞いてたのでそのつもりで行ったら想像以上にその通りでおそらく笑うところじゃない場所で何度も笑いそうになった。主演の登場シーンは完全にトップスターが出てくるやつで拍手起こらないのが不思議なくらいだった。ここまで「ジャニーズさんを主演に据えて大正解」と思える演目があるとは思わなかった。
全体的に「なんだ今の?」ポイントが多すぎていちいちつっこんでいられない。突如スクーターでステージを横切るジョセフとか。突然のパリとか。パイナップルのサングラスに関しては何だったんだよあれ以外に感想が出てこない。何だったんだよあれ。状況とのミスマッチがありすぎる。それはそうと、ベンジャミンはまじでいいやつ〜のくだりは兄弟たちが改心したとかそういうわけじゃなくて「ベンジャミンだから」ああいうふうに言ったんだろうな……と思った。疎外されていた「ジョセフ以外の兄弟」という強い結びつきがあるから……。ジョセフがああなったら自分の命と引き換えにジョセフを助けてとはならなかっだろうな〜とか考えてしまった。実際みんなで結託して奴隷に売っているわけだしね。でもジョセフの態度も鼻持ちならない感じだったし、私はどちらかというとお兄ちゃんたちに肩入れしてみていたなあ。もちろん奴隷に売るのはだめなんだけどね。ジョセフがいなくなったところで兄弟たちじゃなくて女性陣も一緒になって喜んでいたので相当に鬱憤が溜まってたんだろうな。
一番悪いのは父親なんですけど。どう考えてもド贔屓してた父親が一番悪い。
冒頭の兄弟名前紹介曲思い出そうとするとWelcome to the Verachiccaに邪魔されるのはバグ。あーやでみたのが原因ですね。まずはみんなを〜そしてわたしはジョー・ヴェラキッカ‼︎くらいまではあった(ない)。それはそうと、あーやのナレーターあれだけガンガン歌い上げながら聴き取れないことが一切なかったので本当に素晴らしかった。この演目おそらく歌唱面ではナレーターさえ上手かったらどうにかなってしまう感じのやつで、反対にナレーターが崩れてしまうともともとあってないようなストーリーが完全にダメになっちゃうタイプの演目だと思う。
ファラオ様のことは好きになる以外の選択肢がないじゃんあんなの……。ファラオ様オンステージの1回目本当に何言ってるか全然わかんなくて(どうしようなんも聞こえない……)って思ってたけどあれ聞こえなくて正解のやつですね。ジョセフが「聞こえませんでした!」っていってくれて(助かった~~!!)と思った。あとからあえて聴こえづらい音響にしているっぽいと友人に教えてもらいました。2回目でちょこちょこ聞こえたけど英語と日本語ごちゃごちゃになりすぎてて聞こえてもわけわからん歌詞だった。
ファラオ様とにかく言動全てが面白くてちょいちょいセルフ4DXになってしまってた。声出さないのに必死だった。バンド従えて玉座に座ってるのがめちゃ良すぎる。し、ファラオの格好から突然エルヴィス・プレスリーになるの意味わからんけど面白い。
兄弟ひとりひとりに注目してみたり、いろんなところでバイト探したりしたらもっと面白いんだろうな〜って思いつつも一回しか観ないから大人しく全体をみてました。そういう意味ではレミゼの学生のオタクがどハマりしてるのはとっても納得がいく。
カテコも10分くらいあって実質フィナーレだし、ほんとに気軽に観に行けてはちゃめちゃに楽しい演目だったな。カテコはペンラを振らせてください。

 

CATS 4/17
福岡のキャッツ大千秋楽、なおかつ劇団四季拠点劇場としてのキャナルシティ劇場最後の日。お仕事があったので全然行く予定じゃなかったんだけどね……。ひょんなことで予定があいて、前日にチケットと飛行機を手配してバタバタキャナルシティ劇場に飛びました。福岡の劇場に戻るなら絶対に博多座が先だと思ってたんだけどな……まさかこんなにすぐキャナルシティ劇場に戻ってこれるとは思わなかった。行けてよかった。
突発で行った演目ではあれど、この月で一番行ってよかった演目も間違いなくこれなので、勢いで生きるのは大事。劇団四季キャナルシティ劇場が再契約をしたのが2017年。そこから5年間四季が福岡にいてくれたわけですが、この期間が私が福岡に住んでいた時期とぴったり重なっていて、この5年にキャナルシティ劇場で上演された演目は留学中に一瞬だけ上演された鐘を除いて全部観ていた。だからキャナルシティ劇場から四季が撤退してしまうこの日に劇場に赴けたことは本当に感慨深かったです。アンデルセンから始まって最後の演目だったキャッツまで、全ての演目にそれぞれ思い出がある。集客としてはディズニーの演目以外はかなり苦戦していた印象だったのに、それでも福岡に拠点をおいてくれたことでいろんな演目と出会うことができたので5年もいてくれて感謝しかないです。
キャッツ自体も11月ぶりで、改めてこの演目が好きだなって思った。人生の点滴……。特別カーテンコールで通路降りがあったのだけど、通路席だったので真横を大森くんタガー様が駆け抜けていって記憶が飛ぶなどしました。
この回初めましての方ちょこちょこいらしたのだけどなにより一番印象にのこったのが分部さんのリーダー。熱血な感じで新鮮だった。若いというか青いというか。リーダーになりたてというか(実際そうなんだけどね)。GRCのときもテンション高めで、喧嘩猫の話するの大好きなんだな~憧れてるんだな~みたいな感じがして可愛かった。だからマキャファイがしんどかったな。マキャファイ~ミスナンで泣いたのはこの日が初めてだった。分部さんのマンクが他のマンクよりも余裕なさ気にみえて、マキャファイみててつらかったんだよね。そこで沈んでしまったマンクをタガーとミストがぐっと奮い立たせているように見えてなんだか泣いてしまった。
ほかにも「光に満ちた素晴らしい朝さあ終着駅だ」でこの日の朝福岡に飛行機で着いたときのことを思い出してぽろぽろ泣いたし、「この夜を思い出に渡して」で福岡キャッツの思い出を思い返してまた泣いたし、特別カテコで大泣きした日でした。
キャッツは一回みたらどうしてもまた観たくなる(そしてチケットが取れてしまう)演目で、福岡から戻ってきたそのままに実はまだ未所持だった名古屋のチケットを取るなどしました。キャッツが日本のどこでもやっていないのがすごく寂しいので早くキャッツを上演している日本になって欲しいです。

 

Kamikazu LIVE 〜first~(配信) 4/22 
コットンクラブでのライブ、最後の回を配信で視聴しました。
改めて、上川さんはお歌だけでなくて表現力も優れた方なんだなというのを聞きながら考えていました。それから御本人からお言葉をきいて、ほんとうに劇団四季から退団されたんだなとじんわり実感した日でもありました。最後に歌われてた「愛した日々に悔いはない」が今の上川さんと重なって、外部のいろんな演目で上川さんを観られることが嬉しくあれどやはり寂しさが先立ち涙がでてきました。それでもまだふとした時に名古屋猫が開幕しても上川さんタガー様はみれないんだな~って思うとすごく寂しくなる。fons……行くか……。

 

李香蘭 4/29
何度も再演されている演目だけれど私がみるのはこの日が初めてでした。李香蘭という女性の人生を通して第二次世界大戦時の日本と中国を描いていく物語。
お話自体はもちろんだけれど、客席の雰囲気にも色々と考え込んでいた。お隣の席にいらしたのがかなり年配のおじいちゃんだったのだけど、ずっと、本当にずっと泣いていたのがなにより印象に残っている。きっと作品のみえかたが全然違うんだろうなと思った。
野村玲子さんの李香蘭、凄かったです。やはり高音が少々辛そうで、はじめはあまりのめりこめなかったのだけど、ブルーのワンピースで少女時代の山口淑子を演じているときに本当に少女が出てきたのかと思ったシーンがあってびっくりした。「2つの祖国」にも鳥肌が立ちました。
あと演目の趣旨とはややずれるところではあるものの「月月火水木金金」が歌われた後のセリフが「日本人の働きすぎはこのあたりからきてるのかな」みたいな感じで、現代でもこの台詞が成り立ってしまうところが嫌だな……と思った。「昔の日本人って働きすぎだったんだね」くらいであって欲しいよ。早くそうなれ。
楽曲は、マンチュリアの建国のときに歌われた歌が不思議な気味の悪さがあって耳に残っている。お手本のような明るいメロディなのに作中の状況も相まってどこか薄気味悪い。
正直みていて苦しい場面の方が多い作品ではあるものの、また再演があればきっとまた足を運ぶだろうと思います。

 


5月
はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~(配信)5/3

昨年のまとめ記事にも書いたので細かい感想は割愛するけれど、まりえちゃんのハシバミがかわいくてかわいくてどうにかなるかと思いました。セットも音楽もストーリーも大好き。アーカイブ配信、お安いし気軽にお勧めしやすいから今後も色んな作品でやってほしいです。

 

富美男と夕莉子 5/5    

 

独鬼(配信) 5/19
壱劇屋さんのワードレス殺陣舞台。2021にも公演があった作品ですが周囲の評判を聞き気になっていたのに行けなかったのを残念に思っていたので今回の無料配信はありがたかったです。家でこんなに泣くことあるか?ってくらい泣いた。「不老不死の鬼と一人の少女の物語」というだけで、なんとなく末満さんの作品のファンにの琴線にふれるものはあるんじゃないかと思う。
ひとつの役を四人の役者が演じることで時の流れを表現するのもうまいし、役者が変わっても同一人物であることを示すためのアイテムの使い方もうまい。そのなかでただひとりだけ姿が変わらない「鬼」の孤独が引き立つ演出、凄いなあと思う。
「女」が入れ替わるときに未来の自分が今の自分をぎゅっと抱きしめてから入れ替わるのもすごく好きだった。最後、女冬になってからずっと泣いてた。女冬が鬼に塩割れて出てきた時に冒頭のシーンじゃんってなってだめだった。最後、女の死を村の人が伝えてくれるところは、彼らの鬼への態度の変化が二人が過ごした時間とその中で変わったものがたくさんあるのを感じてまた泣いた。
二ツ巴のときにも思ったけど、物語はただ物語ってだけでこんなにも雄弁なんだなって思うし、言葉を使わずに物語をここまで伝えられる壱劇屋さんの作品が好きだなと思いました。8月の新作、すごく楽しみです!牧田さんもでるし!楽しみ!

 

饗宴「chill moratorium」 5/20
昨年7月のonly silver fish以来のレストランDisGOONieSの饗宴。レストラン全体を使用した二人芝居という色々贅沢な演劇。演目自体は4月の下旬からしており、演者を代えて公演が続いていた。私が観たのはラストの4ペア目でした。
元詐欺師の男が精神科医の女性に呼ばれて、ある犯罪に関わったとされる多重人格の人間から事件のことを聞き出して欲しい、と依頼されるところから始まるこの作品。途中、多重人格者に対抗するため自分も多重人格を「演じる」という場面で半観客参加型になるのが面白かった。観客が座っているテーブルの上には名前、身長、体重、性別などが書かれた「人格」のカードが配られていて必要に応じて観客が役者にカードを渡す。二人芝居だけどふたりともいろんな「人格」になるからいろんなお芝居がみられるのも楽しいポイント。
はじめは事件の詳細もわからないまま進んでいくが、複数の人格と対話していくうちにだんだんどんな事件だったかが掴めてくる構成も面白い。派手な伏線回収はないのだけど物語の全容が頭の中で徐々に組み上がっていく感覚。最後、ナンシーが「ポヤンちゃん」と言ったシーンでパズルの最後のパーツが嵌ったようだった。
時代背景としては、ベルリンの壁崩壊直後のドイツの話。なんだけどそれがわかるのも作品中盤になってから。「東側にいた」というセリフになるほどね……となる。
でも「全ての謎が明らかになる」のではなく「解釈の余白が残ったまま終わる」のがいいなって思いました。私は結局は自己対話の話だったのかなって思ったりもした。本当は初めから終わりまでたったひとりで話していたのかもしれない。
「一度観たらもう一度みたくなる」という触れ込みがされていたけれど、個人的にはもう一度みたくなるよいうよりは別のペアでみたかったな~と思った。くっすんが演じた役は可愛らしくて素敵で、同じ脚本を凰稀さんはどう演じたんだろうと気になった。全然違う話に仕上がっていそう。
前回行った時にカウンター席がみやすそう!と思ってカウンターにしたらやっぱりみやすかったものの、今回に限ってはテーブルがアタリだったかもと思ったり。
ただまあ、観客参加型の演出も含めて相変わらず時代に逆行しているな~とは思います。一応一年前に行った時にはまだパテーションがあったと思うんだけど今回なくなってたし。そして初日の公演中に次回公演の情報解禁がされてたから出てきたら次決まっててびっくりしたよ。また7月に行きます。

 

劇場版 舞台『刀剣乱舞』无伝 いっぱい
5月下旬は昨年の私に最も影響を及ぼしたといっても過言ではない舞台刀剣乱舞无伝の劇場版が公開されていたのでそれを何度もみにいっていた。刀ステのゲキシネです。もっとみたかったのに仕事に振り回されて想定よりも大して回数入れなかったのが心残り。
DVD用の映像とは違い、映像作品として残すために再編集されたカットでとても楽しかった。OPの十勇士のコマ割カットの時点ですでに最高。高台院様に刀を向けた長谷部に十勇士が武器を構えるところとか、小助が一番最後まで臨戦態勢を解かないのは映画の方がわかりやすいし、大阪城に阿形、吽形が現れた時の唖然としている表情や、最後の大千鳥戦で小助が大千鳥に腹を斬られているところは劇場版でないと映ってない。その他にも高台院様が「たわけらしいわ!」といったあと優しげな表情で笑う三日月宗近であったり、「刀剣男士と仲良うしいや」と言われたあとお腹を抱えて笑う望月六郎であったり。DVDには残ってなかったけど映像に残してほしかったところや、こんな顔してたんだ!とこの映像をみてあらためて気がつくところ等がたくさんあって非常に楽しかった。それから、再度ゆっくり作品に向き合う事ができたのもよかった。「真田十勇士」があの異説・大坂夏の陣に在る理由を誰よりも理解しているのが彼らを倒す三日月宗近なところが皮肉だなと思ったり、二幕で秀頼様は豊臣の滅亡について「腹は括れた」と言っているのに真田十勇士たちが戦ってくれているから、もう少し悪足掻きすることをお許しくださいと言ってくれるところが好きだと思ったりした。十勇士たちはなにかを守る事はできず、いわば持って生まれた使命を全うすることは叶わなかったけれど、秀頼様が「夕紅の士たちよ。この時をくれたことを感謝するぞ」と言ってくれるお陰で少し報われたような気持ちになります。見るたびあたらしい発見がありこんな形で新規映像が出てくるなんて恵まれているなとしみじみ思いました。でかいジャンルは凄い。

 

6月

スワンキング 6/11

 

ノートルダムの鐘 6/18
演目自体は2度目!ああ、演劇を観たなあ……と思ってしみじみとしてしまった。
前回観たのは名古屋公演なんだけど、実はその時はあんまりピンときてなかった。というかディズニー制作のアニメーションが好きでそっちの結末と違うのにびっくりしすぎて話を咀嚼するに至らなかったというほうが正確かもしれない。最後の方のシーン、「え~でもエスメラルダもカジモドも生きてるんでしょ?」と思ってみていて「白骨死体が~」の場面でえっ!?ってなって終わりました。その印象ばかりが勝ってしまってあまり中身にのめり込めてなかった。だから今回もチケ取りそこまで本気でしてなかったんだけどもう一度観てみようかな曲は好きだし上手い歌浴びたいし……と思いチケパト頑張って席を確保しました。一回目刺さらなかったのが嘘みたいにとっても泣きました。すごく演劇なところが好きだ、と思った。以前の鑑賞時よりも私の「演劇」に対する解像度や思いれが変化しているところはきっと大きい。アンサンブルが石像に、ジプシーに、民衆に、兵士にと次々転身していくのや物語を朗々と読み上げていくのがああ演劇をみているなあと感じてため息が漏れた。終盤のカジモドが街を駈けていく最中アンサンブルさんが次々と「街」へと成っていくところはなんだか涙がでました。はっきりと「街」の様子が目に浮かぶようで。それにカジモドの「ともだち」だった石像たちが今度はカジモドの道になっているのも好きだった。「ノートルダムの鐘」の物語をひとびとが演じるところから幕があき、演者が「カジモド役」になるところはぞくぞくした。カジモドから「役者」に戻るとき、二階席だったので背当てがあったところが汗で変色しているのがはっきりみえてぐっときたな……。
寺カジ、可愛らしいのだけどどこか底が見えない恐ろしさがあり、感情が大きく触れた時の激しさが目を引きました。あとやっぱり高く伸びる音が素敵で歌声にはほれぼれとした。神永フィーバス、すきだ……………。すごく泥臭くて、気取っているようにみえるけど驚くほど愚直で、戦争にまだ囚われていそうで、それなのにあんなことになってしまったのであのあと命を断ってしまわないか心配……。岡村美南さんのエスメラルダはさすがでした。Somedayは涙が止まらなかった。Somedayでフィーバスの声が重なった時に、ギリギリのところでこらえていたエスメラルダの緊張が少しだけとけたような気がして、あそこで一番泣いた。好きだった。あと、武藤フレデリックが「隊長」と呼びかけるときの声も、ほんとに好きで。未だフィーバスに残る尊敬とか、自分はフィーバスほどの勇気がないという自責とか、後悔とか、いろんなものがその一言に乗っていてあの言葉で涙が出てきてSomeday終わるまでずっと泣いてた。あとなにより震えたのは村さんのフロロー!!!アニメーション版に親しんできたからHell Fireをきいたときは鳥肌がたった。なんで最初からもっと本気でチケ取りしなかったのかと後悔するばかりです。

 

怪盗クイーンはサーカスがお好き(映画) 6/19

※舞台ではないんだけど沸き方がそれに近かったので


 

リーマン・トリロジー(NTL) 6/24

評判がどしどし流れてきてて気になっていた作品。日本橋での上映のときは行けなかったのですが池袋のリバイバル上映で行けるタイミングがあったので行ってきました! NTLは福岡に住んでいた時に何度かお世話になったことがあるけれどやっぱり東京の方がみれる演目が多くていいな。

リーマン一族がリーマン・ブラザーズを興して、成功して、2008年にリーマン・ショックが起きるまでの壮大な年月を描いた物語。3時間40分あるんだけど休憩が2回入るのと物語の密度が高いのでそんなに長くは感じない。あと普段から西田さんとか末満さんの舞台で慣らされてるので上映時間に臆さずに済んだところはある……。いらんアドバンテージ……。

この壮大な時間の物語をたった3人の役者がシームレスに役を入れ替わりながら演じていくのがとんでもない。3人は年齢も性別もバラバラの役に次々変化していく。演じているのはたった三人。それなのに三人とも演技力がとんでもなくて、女性にも子供にも見えるのだから凄い。本当に凄い。ピアノの力も大きかった。俳優陣の演技にあわせて3時間少し演奏し続けるのすごすぎる。セリフや動きが絵として繰り返されるのも心地よい。エマニュエル、フィリップ、ボビーそれぞれがみる悪夢のシーンとか、あるいは綱渡り師のソロモンとフィリップの「勝札」のシーンの絵的なリプライズ(ミュオタすぐリプライズっていう)。そもそもこの作品がもともと詩だったらしいので、こうしたリフレインが起こす効果や心地よさは納得。第三者視点のセリフが大量に登場してモノローグで物語が推し進められていくところも面白かった。

ストーリーとしては私が興味を持てる分野ではなかったので、話が「すごく面白かった!」というわけではない。ただたった三人しかいない舞台と、たった一台のピアノからの音楽と、ひどくシンプルな舞台セットだけで描かれる物語なのに壮大な物語が描かれていて、「演劇」ってここまでの力をもったものなんだと感じさせてくれるところが好きだった。自分の中で「舞台おたく」としての経験値が貯まった気分。

 

 

以上です!現地観劇が16演目19演目。配信・劇場公開・円盤系込みだと32演目。去年の上半期が17演目29公演(配信込22演目)なので、現地観劇の数、減ったな……。演目数はあんまり落ちてないんだけど公演数が減っている。あと去年より配信とか円盤とかをたくさん観ている印象。上半期、なんとヴェラキッカ以外複ステしてないんですよね。びっくり。手広くいろんな演目がみたいというのが今年の観劇指針なので観劇の仕方としてはあっているのだけど推し演目にわーってなって馬鹿みたいに通うみたいなのまたやりたいな~!! 時間もお金もない!かなしい!生活のすべてを舞台おたくするのに全振りしたいよ~~~!!!